何ともないときは健康であることが普通ですけど
自分の身体が調子悪くなってから初めて健康であることのありがたみを感じたりしますよね。
思えば10代から体調面で悩みが尽きなかったことで
どうすれば元気に過ごせるのか、情報を集めることが趣味みたいになっていました。
今では普通の人レベルになっていると思うのですが、ここまでくるまでいろいろありました。
私の体調の変遷ざっとまとめてみようかな。
体調悪いと生きてるだけでしんどい
ホントこれです。
私の場合は小学生の頃に不眠症になりアトピーも出て、毎日普通に過ごすことが難しくなりました。
アトピーが特に酷かった時期が中学〜高校生の頃だったのですがとにかく痒くて
いろいろな病院に行って薬を塗ったり(主にステロイド)漢方薬を試したりしましたが
全く良くなりませんでした。
勉強するにも習い事をするにも何をするにも痒みが邪魔をしてくるので全然集中できないんです。
でも成績悪いとそれはそれで親に怒られそうで怖いし、特別良くなくてもある程度はできないといけない。(悔しいし)
何でみんなあんな普通にしていられるんだろう?
楽しそうにしているクラスメイトの気持ちが全く分からなかったです。(みんなそれぞれ悩みはあったと思うけど)
常に痒いという重たいソフトを動かしながら、英単語覚えたり、数式解いたりしないといけなくて
あの頃はとても大変だったなあ。
身体も心も不健康だと、生きること自体しんどくなってしまいます。
とりあえず健康でないと、楽しく生きるどころではないのですよね。
いちばんつらかったこと
一番辛かったのは理解者が誰もいなかったことでした。
痒みを抑える薬は処方してもらっていましたがそれでも痒みがおさまらず
かき壊してしまうこともしばしばで、どうしても皮膚がフケのように落ちてしまうんですよね。
それがちょっと汚く見えるというか、嫌な顔されたりするとつらかったですね。
自分の体調についてわかってくれる人や心に寄り添ってくれる人が誰もいなかったことで
精神的にかなり追い詰められました。
両親は不仲だったこともあり子供のことまで考える余裕がなかったのかもしれません。
顔にも湿疹がひどかったので学校で陰口を言われることはありましたが
いじめにあわなかったことは唯一の救いだったと思います。
自分でどうにかするしかない
どこの病院に行っても「お薬を使ってうまく付き合っていきましょう」的なことしか言われなかったので
お医者さんは全く治す気ないんだなとは思っていました。
薬を塗っても、病院に通っても私のアトピーは少しも良くならないので
これは自分で治すしかないなと思って薬も病院通いもやめました。
薬の離脱症状に苦しみながらアトピーや健康に関する本を読んで
できそうなことから実際に試してみました。
温泉療法、漢方薬、サプリメントなどいろいろ試してもそこまで大きな変化はなく
ひたすら悪戦苦闘していました。
私のアトピーが少しづつマシになり始めたのは、両親が離婚した頃だったと思います。
家庭内の雰囲気や母との関係の悪さが影響していたのかもしれません。
ただ、鬱っぽい症状や情緒不安定にまだまだ振り回されていました。
もはや鬱がデフォになっていて、病院に行こうとかも考えていませんでした。
親に気持ちがたるんでるとか怠けてるとか言われていたことで
気持ちの問題くらいにしか思っていませんでした。
あとはアトピーのことで病院やお医者さん、薬に対してかなり不信感を持っていたので
病院行っても治らないだろうと思って行かなかったというのもあります。
大学生のときの1限の授業は朝起きられなくてほぼ全滅だったし
突然投げやりな気持ちになって不登校になったり、バイトばかりして留年しそうになったり
過食で今より体重も10kg以上太ったりしていました。
体調が良くなったきっかけ
思い返してみればメンタルの状態と体調にはかなり密接な関係がありました。
アトピーが一番ひどかった頃は両親が不仲で家庭内の雰囲気が悪かったことで
いつも両親の顔色を伺って、怒らせないように、イライラさせないようにと
いつもびくびくしていたし、気持ち的に安心感がなかったです。
あとは期待に応えようとがんばってもうまくいかず
自分を責める気持ちやこんな自分はダメだという自己否定感が強かったこともありました。
周りの環境が少しづつ変わり、自己攻撃が弱まってきたことで
徐々に体調も良くなってきたように思います。
いろいろな方法を試してきた中で、これが効いたとハッキリ言い切れるものが実はあまりないのです。
メンタル面ではフラワーエッセンスにかなり助けられましたが
体調面については正直何が効いたのかよくわかりません。
私の場合はいくら身体にアプローチしても体調は良くならなかったので
やっぱりメンタルは関係していると思います。(もちろん食事や運動も大事ですよ)
自分と向き合う
今でも少し痒くなることもありますが、痒みのレベルは明らかに軽くなりましたし
食事は普通に食べて満足できるようになりました。
以前は自分に対して厳しかったり、責めていたり、自己否定していることにも気づかないくらい
自分のことを客観的に見れていなかったんですよね。
そもそもメンタル面が体調にそこまで影響してると思っていなかったし
みんな心の中はいろいろ大変なんだよ、私だけじゃないはずって思っていました。
どう出るかは人それぞれだと思うので一概には言えませんが
自分らしくないことをしていたり、自分の気持ちに蓋をしていると
遅かれ早かれ問題は出てくるのだと思います。
もちろん食事など肉体面のアプローチだけで良くなるならそれでも良いと思います。
ストレスやら食事やらメンタルやら複合的な影響の結果として身体に出るのは最終段階。
全て密接に関わっています。
症状がひどいときは意味わかんなくて、とにかく症状だけなくそうとしますが
それでは対処療法なので原因がなくならないとまたぶり返してきたりします。
自分にもっと興味を持つこと、寄り添うことが必要なのかもしれません。
私もまだまだ模索中。
自分らしくいればきっと健康に近づいていくのではないかな〜。